Steel Ball Run再読

やばいやばいもう23時51分!今日も日付を超える!早起きしたいのに!結局今日も社会復帰はしなかった(承前)。実家に帰って自転車置場の契約した瞬間チャリ盗まれたんすよ。ひどい話だと思いませんか。や、鍵さしっぱだった自分が悪いんですけどね…私道の奥にある家の敷地内まで盗りにきた人間がいるというのが結構怖い。治安悪い。

ま、そんなことはいいんです。土星の資料を作りつつ(あまりはかどってない)Steel Ball Runを読み返してる。こんなに面白かったっけ!?!?!? 本当に最近は昔読んだ本どれを読んでも面白くて、自分の変化を実感する。これを成長と呼びたい。勉強することや教養というのは、何かについて知っているということではなくて、世の中の見方が豊かになっていくらでも楽しくなれるということにつながるんだと思うんだよなあ。人生に深みが出てきたな。

ジャイロを見ていると少し自分と重なるところがある。もちろん彼はジョジョの主人公だけあってまじにグレートな精神の持ち主だけど、受け身の対応者と言われたりする。一方ジョニィは自分の人生を取り戻すために気高く飢えようとする。それでもやっぱり絶望することもあって。そのへんが本当にいいな。初見では彼らの心の動きや成長に全然気が付かなかった。。あと7部の絵はめっっっちゃくちゃカッコいい。そして相変わらずのコマ割りのセンス。雑誌で読むときは真ん中までガッツリ広げて読めるからいいんだけど、単行本だと見開きをワイドに使ったコマは非常に読みにくくて困る笑。

土星の解説の結論をどこに持っていこうかまだ思案中。ジョジョ読んでたらいろいろとアイデアが溢れ出てきてしまった。うまくまとめていかなきゃー

必ずしも毎日なんか書こうと思っているわけではないんだけど、わりと続けられてるな。とはいえ、今日みたいな超非生産的な日もある。

土星の解説資料づくりはぜーんぜん進んでません。しかし作り初めたという大いなる進捗は得たのでよし。あとはまたTSUTAYAでアルバム5枚借りてきた。某友人にまた中島みゆきをすすめられたので、「EAST ASIA」というアルバムを目当てに行ったんだけど借りられてた。このちいせー町のTSUTAYAで同じく糸を聴きたがってるやつがいるとは。ぜひ会って話してみたいもんだ。「糸」は先日の友達の結婚式で式中にミスチルがカバーしたバージョンがかかってきてじーん…としてしまったんだよね。いい曲なんですよね。で、目当てのものがなかったのでやけっぱちで適当に、5枚借りれば1000円なんだしってことで適当に選ぶ。今回は

・『THE PIER』くるり

・『Be Here Now』Oasis

・『Whatever』Oasis

・『連絡』在日ファンク

・『レインボー』在日ファンク

の5枚です。

くるりのTHE PIERは僕の認識の中では彼らの最新作ということになっている。ようやく聴けてうれしい。昔からくるりの曲とともに流れる菅野美穂チオビタドリンクのCMが大好きで、しんどいときはだいたいくるりのJubileeを聴きながらチオビタドリンクを飲んでいたものだった。そういうわけで「ロックンロール・ハネムーン」と「loveless」を聴いたときは「あ!チオビタの曲じゃん!」となって嬉しかったです。特に「loveless」は本当に好き。身にしみるよね…。それとファンファンのトランペットいいですね。雰囲気ががらっと変わる。

2,3枚目は持ってなかったOasisのアルバム。WhateverはしかしほとんどMasterplanに収録されてた。Be here nowは通しで聴くのが楽しみ!

4,5枚目は在日ファンクという人たちのアルバム。この人たち、めちゃカッコいいんですよ!! リーダーの浜野謙太通称ハマケンは、かつて星野源がいるSAKEROCKというバンドでトロンボーンを吹いていたんだけど、今はファンクなボーカルとダンスをやっている。James Brownばりのステップとマイクパフォーマンスは圧巻。あ!!0時を越えた!しかし仕方ない。他にもですね、ハマケンの詞の世界観が良いんです。そんじょそこらの雑なラップとは一線を画して日本語を楽しみきっている。たとえばこちら↓

 

www.youtube.com

なんだか公式感のない動画だけど…。つっこみどころ満載だけどカッコイイから仕方ないってなる。教科書の最後のページに書いてある言葉~♪

明日は社会復帰しよ

土星と宇宙

二週間後に迫った観望会で一般の方々に向けて土星について語ります。

観望会というのは、全国の公開天文台や科学館に集まって星空を眺めたり、望遠鏡を使って惑星を見たりするイベントのこと。きっとみなさんの近所でも開催されているので、ぜひぜひ近所の科学館やらに情報をあたってみて。僕がやってる観望会では、外に出て星を見る前にその日の「メインの観望天体」にまつわる解説を10分~15分くらい聞いてもらうことになっています。で、二週間後の観望会のメインが土星で、僕はその解説をやるってわけ。今日から本腰入れて資料作成を進めていく次第

お客さんにはせっかく来てもらったのに土星について知ってもらうだけでは申し訳ないので、その時だけじゃなく今後の人生がずっと楽しくなるような話をしたいなと思っています。こうして書くとすごい大げさに見えるんだけど、宇宙について話すことにはそれくらいのポテンシャルがあると信じてますね。せっかく来てもらったから…というよりは、ここへ来てしまったが最後、お前の世界観に絶対爪痕残してやるからな!!くらいの気持ちでやりたいですね。傲慢!

あくまで土星の解説なので、何か伝えたいと思った時には自然にそっちに話の流れを持っていけないといけないんですが、そこが腕の見せどころなのだ。逸脱の仕方はユニークであるべきだが、同時に理解可能でないといけない。特にうちの観望会には子どももいっぱいくるので、メッセージが小難しい理屈の先にあってもいけない。こうして条件を挙げてみるとスッゲー難しいことやるとしてるんだなって気づく。しかし、やります。

二週間後に何を話すかはまだ内緒。今までに解説やった天体は月、木星、M57(惑星状星雲)なので、そのときに何を話したか書こうかな。と思ったけどやべえ日付かわっちまう!あー!さよなら!

友達の結婚式

高校の時の数少ない友達で、いまでもちょくちょく話す友達の結婚式に行ってきた。他人の幸せで泣けるとはねえ。それだけ幸せを喜べる友達がいてよかった。新郎新婦入場のときの彼の、照れと誇りとあふれる幸せの混じった表情をもう忘れることができない。会場いっぱいの親戚、友人、同僚上司に少しずつ視線をめぐらせながら。

ま、あとはひっさしぶりにスーツを着れて楽しかったな。院生にとっちゃ浴衣みたいなもんだからな。ネクタイのむすびかた、そのたびごとにぐぐっては忘れる。浴衣の帯と一緒だね。毎日着るようになったらこだわっちゃうんだろうな〜。

関東では梅雨の明けない新暦七夕だけど、昨日も今日も本当にいい月が見れたよね。満月はじつは明日だが、今日も明後日も人は満月をみて喜ぶだろう。明後日晴れるんかな。まず明日か。

 

結婚式は本当に良かったのだけど、時期が時期ということもあり(割愛)。生まれ変わって新しくなるはずだ…とか考えながら、夏用でもないスーツを汗まみれにしながらなんとか池袋ジュンクまでたどりつく。先月末からの読書欲を途切れさせたくないので、前買った本たちも全然消化しきってないけど中動体の世界を衝動買いして読みふけってしまった。ちょうおもしろい…

ま、本についてはまた書くとして、それはそうとあんまりにも暑かったからコーヒーフロート頼んで本読んでたんですけどね、グラスがこう露のつかないタイプの、内側と外側の間に空間があるちょっといいやつ(そして割れやすいやつ)だったんですよ それが読書する空間として最高のチョイスだなとおもって。普通のグラスだとちょっと手にとってストローでスーッてやろうもんなら水滴が本にたれたりするじゃない。それがない。すばらしい配慮だね。あ、やばいやばい!日付かわる!おわり!

七夕の夜

星や宇宙についてのいろいろな見方を見つけるっていうのがライフワークみたいなものとなっている。よくツイッターでそういうこという。七夕ということでまずはこれ

あと2回、どの日も晴れるといいな

 

あといくつかすぐ思い出せる、星空についての一押しはこちら

 これは今日つぶやいたやつ 夜空はちゃんと青いんですよ

 

 個人的に日々季節感を味わうことからもらっている幸福感ってめちゃくちゃ大きいんだけど、星のめぐり、もとい地球の運行こそがすべての季節の生みの親なんだよね。すると自分が星に親しむようになるのは必然だったなと思える。四季のいろどり豊かな国に生まれたみなさんはどうでしょう。桜や金木犀を愛でる人はきっと星空に惹かれると思う。このつぶやき、当時は何気なくしたつもりだったけど数年後に友達が急にあのつぶやきよかったよねって言ってくれて思い出したの。嬉しい。

結局時計や暦っていうのはすべて星星の動きの模倣であって、人間にできるのはそれをただただ正確に観測するだけ 宇宙年齢かけても1秒とずれないような時計を作ることに成功した今だって、太陽に合わせるためにうるう秒なんてものをいれ込んだりしているわけだ。ということを、ツイッターに書いてなかったっけなと思ったけどやっぱり書いてた:

 

星じゃなくてもなんでも、日常のなかにいかに趣深さを見出せるかというのは生活の豊かさに直結していると思う。単純に知識と経験をつむだけでも、たのしい発見をする確率は頭の中でつながるのを待っている点と点の数の二乗に比例して増えていく、はず

てかね、いちお今のとこ毎日なんかしら書いてると思ってたんだけど日付変わってから投稿したんじゃあダメだね

サンシャワー展にいってみたい

bijutsutecho.com

7/5から始まったらしいサンシャワー展。あまり芸術に触れられない生活が続いていたのでぜひ行きたい。や、美術展なんて東京にいればそこらじゅうでやってるんだけど、招待券がもらえそうだったり、友人が設営に関わってたり、東南アジアという地域をみている点だったりが気になるので。

ところで、展示にはキャプションというものがついてますよね。はっきりと思いだせないけど、「油彩、キャンバス」みたいな素材の情報やタイトルと年代だけのものから、けっこう長い解説がついてるものまでいろいろあったよな気がする。これは一体誰が作ってるんだろう?ってのが気になった。学芸員資格持っててもそういうのは現場で経験しないと全然想像つかないや。実習で触れられればよかったんだけど。

www.kanazawa21.jp

金沢21世紀美術館で出会った衝撃を受けた作品のひとつに、セシル・アンドリュという人の『定時課』というのがある。ネタバレになるが作品の説明をすると、部屋の中に止まった時計と本文が白く塗りつぶされた本が置いてあるというだけのもの。それを見ただけじゃ全然意味わかんなかったけど、部屋の入口付近にあった解説を読んで、それは自分が今までに出会った芸術作品の中で最も印象的なものになった。そこに書かれていたのは、この作品がどう生まれたかということについてで、どうやら作者は毎日、一日の決まった時間に決まった本を読み進め、読んだぶんだけ本文を修正液で塗りつぶすということをやったらしい。ここにはその結果だけが止まった時計とともに安置されていて、まあ見た目だけでも白く(黒ではなく!)塗りつぶされた本というのはなかなかの凄味を放っているものなんだけど、そこに至るまでの行為が想像されてしまい感動せずにはいられなかった。というのも、なんの絵も書けず演奏もできず、ことにクリエイティビティを発揮できないことに日々悶々としている自分にとって、作品を生み出さなくたって、芸術的に行動する、芸術的に生きることができるんじゃないか、と思えたから。当時のtwitterをふりかえると「行動自体に芸術性があるというより行動により芸術性が吹き込まれるって感じだろうか?その対象は絵でも彫刻でも音楽でも生き方でもあるかもしれない」とか言ってた。解説があったおかげで、単なる不思議な白塗りの本が一生もののお気に入りになってくれたわけで、解説やキャプションというものが作品に与える影響というのは絶大だなと思うにいたったのです。

『定時課』に関しては解説があることが前提の作品にすら思えるのだけど、じゃあその解説はいったい誰が書いたんだろう?作者と独立の存在が、その作品のもつ意味の引き出され方に重大な影響を与えるなんてことがあっていいんだろうか?とか思って友人に聞いてみたら、作者が書く場合もあるし、学芸員が書いたものに作者がコメントする場合もあるとのこと。自分で解説書いちゃうってのはなんか、ネタの解説する芸人みたいに思えるし、一方でそれも含めて一つの作品と言われれば納得だし、文で書いちゃうならなぜはじめにその媒体を選んだのとか、いろいろ疑問がわいてくる。作者が存命の場合はコメントできるけど、没後の場合はどうすんだ。ま、基本的には言われたい放題だよねえ。いまを生きる人々はそれをはばからないし、はばかる必要性も(理解はできるが)ないようなもんよ。なればこそ、言いたいことは言えるうちに言っとくのがいいし、言われたことにケチつけることもないんじゃないか。そもそも作家ってなんで作るんだろう。それぞれの表現欲の源泉があるんだろうか。

まったくまとまらないのでその道の本でも読んでから整理しなおしたいね(宿題)。とにかくもう夜も遅いのでやめよう

なにはともあれ、なにかの新しい見方を手に入れると次にどこかに行くのが楽しみになるね 感動の解像度と感度を上げていくのだ

CD借りた

小説やら映画やら音楽やら文化的なものを浴びたい気持ちでした。友達とこんど気晴らしにドライブでもしようということになってたのでそれ用にもなるようにTSUTAYAでCD5枚借りてきた。むかし、ジャンプの末尾の目次の著者コメントみたいなところで富樫が「最近はCDを聴いていません」の一言しか書かない、みたいなのを続けてた時期があったのを覚えてる。ちなみに今回利用したTSUTAYA、今月で閉店らしい。こまる。

・『フォーク・クルセダーズ・アンド・ゼン / ツイン・ベスト』ザ・フォーク・クルセダーズ

・『元気ですか』中島みゆき

・『生きていてもいいですか』中島みゆき

・『The Colour and The Shape』Foo Fighters

・『Definitely Maybe』Oasis

上みっつは感傷に浸りたくて借りた。1つめは特に「悲しくてやりきれない」が聞きたくて。シンプルなハーモニーに何の情報ものせないからこそ、いくらでも勝手に入れ込めちゃう。それでも「燃えたぎる苦しさ」という表現は、大きな悲しみを経験しないととても出てこないような気がする。「この世界の片隅に」が本当によかったので、コトリンゴverから入ってこっちにきたというわけ。2つめと3つめは友人がすすめてくれた中島みゆきの二曲が聞きたくて借りた。『元気ですか』はみゆき本人以外が歌ったものを集めたトリビュートもあるみたいだけど、みゆきのほうです。「狼になりたい」と「蕎麦屋」が紹介された2曲だったんだけど、「時代」と「化粧」がとにかくしみる。後者はすごいこわい。聴くと元気はなくなります。蕎麦屋はいい曲だけどね。

4つめ5つめはどっちもずっと大好きだけど持ってなかったアルバム。どちらもバンドのデビュー作といえるものだけど、それでこの「「神曲揃い」」って感じなのは本当にすごい…やばい…。ずっとyoutubeで見てたmy heroとeverlongとrock 'n' roll starがiPodでいつでも聴ける喜びよ。しかしな、oasisが体現している「生きる」ということのやり方(←「生き方」と3文字で言えるけど)、それには本当に勇気づけられるよ。ノエルの歌詞には彼の一貫した生きるということへの態度が現れていて、その真摯さがわかるから人の琴線に触れるのではないか。。

数年前にこのブログ作って結局放置してたけどしれっと再開させてみた。今度はほそぼそと続けていけるように小出しにしていこう。うん。1記事に時間をかけすぎないのが目標。