映画と多磨霊園

前回ついに適当なタイトルになってしまったーって言ってたけどいつも適当だったな。そしてタイトルつけてない日もあったんだな。昨日(7/15)のことを書き損ねたので今書く。文化的ないい日だった。今日はほとんど書くべきようなことは起こらなかったし起こさなかったからな。

予定通り10時から東京ゴッドファーザーズを見るべく天文台へ。誰も時間通りに来やしない。コンビニでおともを買い込んで準備万端のまま皆の到着を待つ。結局30分経ったころに見始めた。内容とは全然関係ないことを言うと、節々に思い出深い名前やら部屋番号やらが出てきて、まったくこれには参っちまったね。ばらまいた伏線を奇跡の連続でつなげていく感じ、気持ちよかった。次はパーフェクトブルーを観ような!!みんなで観るタイプのアレかわからんけど!

終わったらちょうど正午だった。後輩2人と同期の4人で昼飯を食いにいくことに。後輩の提案したちょっと離れたところの中華料理屋を目指してチャリを走らせる。炎天下の中チャリで20分程度だったかなあ、あっっつかったけど野川公園を通っていったりして楽しかったな。後輩二人はすんげえ量のチャーハンを頼み、俺は餃子と麻婆定食、同期はエビあんかけチャーハンだっけ。カウンタータイプのうす汚れた中華料理屋で、あいぽんの充電器が刺さった油にまみれた延長コードが壁にかかってたりすんだけど、そういうのを見ると味への期待は高まるよな。実際満足だったね。

帰りは東八道路沿いをゆく。多磨霊園って広いんだな。車で何度か通った道を自転車で初めて通るときのなんともいえない心持ち。電車から見えるお気に入りの風景というのもあって、特に東上線和光市ー成増間がそうなんだけど、あそこだけはここぞという時にここぞという人と歩きたいな。や、多磨霊園沿いはそうしたかったというわけではないよ。後輩が一人で堀辰雄の墓を見に来たことがあるという話をした。すごいな、一人で墓見物かいな。なんでも結構著名な人の墓があるそうで、与謝野晶子とか北原白秋だとかもいるらしい。へーー。

気づいたら与謝野晶子の墓を見に行くことになっていた。「よさの」の「の」って野原の野だよね、「たいらのきよもり」の「の」みたいな気がしちゃうんだよねーとかくだらないこと言いながら後輩についていく。おお、霊園とはこういうものなのか。整然と区切られたマスのなかが思い思いのやり方で彩られている。みずみずしい花が添えられた墓もあれば草ボーボーの墓もある。うちには墓参り文化がなかったからかなり新鮮な気持ちだった。与謝野晶子の墓はあるブロックの大きな通りから一本入った通りにあった。2つの同じ大きさの墓石が並んでいて、右側が晶子、左側は寛(与謝野鉄幹)だった。句が刻まれた石がその両脇に配されていた。そうか、この下にふたりの骨が実際に埋まっていて、雨の日も風の日も百年以上そこにあったのか。そう思うとなんだかたまらなくうらやましくなってしまった。何気なくついてきた霊園でこんなに感慨に浸ってしまうとは思わなかったね。太陽は真上から容赦なく熱射を注いでいた。次に堀辰雄の墓を見にいった。墓に名刺入れるとこなんてあるのね。辰雄のとなりにも、少し小さな妻と思しき者の石が安置されていた。さらに我々は北原白秋の墓をめざし、その道中で西園寺公望の2マスぶんの大きな墓を見た。そんなところだったかな。とにかく、どこでもついて行ってみるもんだな。さあ、帰って観望会の準備の続きをしなきゃならない。

居室に帰るころには喉はからからに乾いていた。俺の部屋に荷物を置いていた同期と冷たいお茶を飲みかわす。日々の苦しみを分かち合った。というのも、こいつも自分と同じ時期に同じような辛い経験をしていたようで、発覚以来傷の舐め合いを続けているんである。資料は結局その日のうちに作りきれなかった。この馬鹿野郎!

昨日準備が人段落しているつもりだったから今日はoasisの09フジロックの極上音響上映を見に行く予定だったんだけど、結局火曜日にいくことにしちゃった。与謝野晶子、読んでみよっかなあ。